涼しい!横浜の博物館10選。全部一度に歩ける距離にあります。小学生向け自由研究のテーマ付き [2017年 みなとみらい]
横浜の博物館10選。全部一度に歩ける距離にあります。小学生向け自由研究のテーマ付き [2017年 馬車道~日本大通り]
横浜には博物館がたくさんあります。あの有名な建物も実は博物館。
そこで、自由研究に役立ちそうな、桜木町~関内地区周辺の博物館をまとめました。
いずれも近い場所にあり、いくつかをはしごして回ることも可能。自由研究のネタ集めにもってこいです。
※記事の最後に、自由研究テーマのサンプルアイデアが載っています!
10館は歩いて回れる範囲にあります。起点は日本大通り駅
紹介する10の博物館は、全ておよそ半径400m以内にあります。
お散歩しながらの博物館巡りも簡単。
その気になれば1日ですべてを回ることも可能なぐらいです。
↑数字が博物館のある場所を示しています。
どの博物館も駅から近く、気が向いた時にふらっと行ってみるのもオススメです。
しかも小学生なら、10すべての博物館を回っても、入館料の合計は700円!。
起点は「日本大通り」駅
ちょうど博物館が周りに多く起点にいいのが、みなとみらい線の「日本大通り」駅。
ちょっとお天気の悪い日や、のんびりしたい日。小学生なら自由研究のテーマ探しに、いかがですか?
1.横浜みなと博物館
桜木町みなとみらい地区の入り口にある「日本丸」の場所にある博物館。
「歴史と暮らしのなかの横浜港」をテーマに、横浜港の開港から現在までの歴史を展示。
横浜港で船を操縦できるシミュレータは人気です。
- 横浜市西区みなとみらい2丁目
・JR/横浜市営地下鉄「桜木町駅」徒歩5分、みなとみらい線「みなとみらい駅」徒歩5分
・開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
・休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
・入館料(帆船日本丸・横浜みなと博物館常設展の共通券):高校生以上 600円、65歳以上 300円、小・中学生 300円、小学生未満 無料
2.神奈川県立歴史博物館
<2016年は休館中です>
明治37年に横浜正金銀行本店として建てられた建物を改修したもの。
「かながわの文化と歴史」をテーマとし、神奈川の古代から近世、現代までの資料を展示。
浮世絵や江戸時代の旅道具や農具、太平洋戦争時の家庭用品などを見ることができます。
※残念ながら長期休館中ですが、「歴史的建造物」を自由研究するならこの建物は素敵ですね。
<2016年は休館中です>
3.日本郵船歴史博物館
歴史的建造物「横浜郵船ビル」の1階にある博物館。
近代日本海運の黎明期から今日までの海運を支えている「日本郵船」の会社の歴史を展示。
近代の帆船から、現代の貨物船、豪華客船など、数多くの船の大型模型が展示されていて、圧巻です。
また、ミュージアムショップのオリジナルグッズ(文房具や船の模型など)も充実しています。
- 横浜市中区海岸通3丁目
・みなとみらい線「馬車道駅」6番出口徒歩2分、横浜市営地下鉄「関内駅」3番/4番出口徒歩7分、JR「関内駅」北口徒歩8分
・開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
・休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
・入館料:(日本郵船歴史博物館のみ)一般 400円、シニア(65歳以上) 250円、中学生・高校生 250円、小学生 無料
(氷川丸とセット)一般 500円、シニア(65歳以上) 300円、中学生・高校生 300円、小学生 無料
4.横浜税関資料展示室
有名な横浜3塔のうちの「クイーン」の建物の1階にある展示室。
(この建物自体が横浜税関として今も使われています)
税関の役割や、麻薬やけん銃などの密輸の手口、偽ブランド商品などが、映像や実物展示により紹介されています。
- 横浜市中区海岸通1-1
・みなとみらい線「日本大通り駅」徒歩3分
・開館時間:10:00~16:00時(5~10月は10:00~17:00)
・休館日:年末年始
・入館料:無料
5.横浜開港資料館
大さん橋のたもと、開口広場に面した緑に囲まれた建物。
幕末・開港期から昭和初期までの、横浜に関する歴史資料約25万点を収蔵、展示。
開港当時の横浜の街の様子を描いた絵や写真を見ることができます。
緑豊かな中庭があり、休憩スポットとしてオススメです(中庭には無料で入れます)。
ちなみにこの木は江戸時代からこの場所にあり、ペリーが来航した際の絵画にも描かれていたという歴史ある木。歴史好きのお子さんならより興味がわくかも。
引用:WIKIPEDIA「黒船来航(ペリー提督・横浜上陸の図)」
英国総領事館だった建物も敷地内に保存されています。
- 横浜市中区日本大通3
・みなとみらい線「日本大通り駅」徒歩2分
・開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
・休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始ほか
・入館料:大人200円、小中学生100円
6.シルク博物館
横浜開港資料館の向かい、シルクセンターの2階にある博物館。
シルク(絹)の歴史や技術、絹服飾についての展示。
機織り、糸繰り体験もできます。
シルクセンターの山下公園側に外から直接入れる入口があります。
シルクセンターの建物の中からも行くことができますが、こちらはちょっと分かりにくいです。
- 横浜市 中区山下町1
・みなとみらい線「日本大通り駅」徒歩2分
・開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
・休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始ほか
・入館料:一般 500 円、シニア(65歳以上) 300 円、高・大学生 200 円、小・中学生100 円
7.放送ライブラリー
みなとみらい線「日本大通り駅」に直結している、横浜情報文化センター内8階にある博物館。
時代を伝えるNHK、民放局のテレビ・ラジオ番組、コマーシャルを、個別の専用ブースで自由に見ることができます。
また、9階の展示ホールでは、カメラのスイッチングや、スタジオ収録など放送局の仕事をバーチャル体験できます。
- 横浜市中区日本大通11
・みなとみらい線「日本大通り駅」3番情文センター口直結、JR・市営地下鉄「関内駅」徒歩10分
・開館時間:10:00~17:00 (視聴の申込みは閉館30分前まで)
・休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)、年末年始
・入館料:無料
8.横浜新聞博物館
<2016年7月リニューアルオープン>
放送ライブラリーと同じ、 横浜情報文化センター内にある博物館。
日本の日刊新聞発祥の地・横浜で、歴史的価値のある貴重な新聞資料や製作機材を展示。
日本全国の最新の新聞を無料で読めたりしますよ。
- 横浜市中区日本大通11
・みなとみらい線「日本大通り駅」3番情文センター口直結、JR・市営地下鉄「関内駅」徒歩10分
・開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
・休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は次の平日)、12月29日~1月4日
・入館料:一般400円、中学生以下無料
9.横浜都市発展記念館
横浜情報文化センターの隣、横浜中央電話局として建てられた歴史的建造物を改修した博物館。
都市横浜のあゆみを、昭和戦前期を中心に、「都市形成」「市民のくらし」「ヨコハマ文化」の三つの側面から紹介。
横浜の発展を示す多くの地図が展示されていて、興味深いです。
- 横浜市中区日本大通12
・みなとみらい線「日本大通り駅」3番情文センター口直結、JR・市営地下鉄「関内駅」徒歩10分
・開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
・休館日:月曜日、年末年始ほか
・入館料:一般200円、小中学生100円(特別展・企画展の観覧料は別途)
10.横浜ユーラシア文化館
横浜都市発展記念館と同じ建物内にある博物館。
晩年を横浜市で過ごした江上波夫が横浜市に寄贈した資料を元に、ユーラシア各地の文化を「砂漠と草原」「色と形」「技」「装う」「伝える」「交流」のコーナーに分けて展示。
- 横浜市中区日本大通12
・みなとみらい線「日本大通り駅」3番情文センター口直結、JR・市営地下鉄「関内駅」徒歩10分
・開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
・休館日:月曜日、年末年始ほか
・入館料:一般200円、小中学生100円(特別展・企画展開催中は料金が変更になる場合あり)
自由研究のプチアイデア
上の博物館のうち、いくつかを回って自由研究のテーマも見つけてみましょう!
例えば、以下のようなものはいかがでしょうか?
1:横浜の街の歴史
横浜のまちが、横浜港の開港(1859年)までと、それ以降でどのように変わってきたのかを調べてみましょう。
・対象博物館:(2.神奈川県立歴史博物館 16年休館中)、5.横浜開港資料館、9.横浜都市発展記念館
2:横浜港の役割
横浜港は日本有数の大きな港です。毎年何隻の船がやってくるのか、どのような物がやり取りされているのかなど、港の役割を調べてみましょう。
・対象博物館:1.横浜みなと博物館、4.横浜税関資料展示室、6.シルク博物館
3:船の歴史・つくり
港にやってくる船には様々なものがあります。どのような船の種類があり、それはどういう造りになっているのかを調べてみましょう。
・対象博物館:1.横浜みなと博物館、3.日本郵船歴史博物館(この他にみなと博物館にある「日本丸」や、山下公園にある「氷川丸」の中に入ってみるのもよいですね)
4:横浜の歴史的な建物
博物館の建物は、横浜のシンボルとなっている歴史的な建物が多いです。それらの建物はいつ、何のために建てられて、それがどのように現在の博物館となったのかを調べてみましょう。
・対象博物館:(2.神奈川県立歴史博物館 16年休館中)、3.日本郵船歴史博物館、4.横浜税関資料展示室、5.横浜開港資料館、7.放送ライブラリー、9.横浜都市発展記念館
いかがでしたでしょうか?
今から考える自由研究テーマ。お子さんの楽しい自由研究の役に立てていただければ幸いです。
内容は執筆時点のものです。