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「モチモチの木」~あそびい横浜~おうちで遊ぶ絵本の本棚(5歳 – 6歳)

「モチモチの木」~あそびい横浜~おうちで遊ぶ絵本の本棚(5歳 – 6歳)

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【ストーリー】

豆太は臆病者の5才。

おもてにある大きなモチモチの木が怖いから夜中ひとりでセッチン(便所)にも行けません。一緒に住んでいるじさまはグッスリ眠っていてもすぐに目を覚ましてくれます。

さて、勇気あるものにしか見ることができないモチモチの木に灯がともると言われる晩にじさまが体を丸めてうなっていました。

豆太は医者を呼びに泣き泣き走りました。痛くて寒くて怖かったけれど、大好きなじさまが死んでしまうほうがもっと怖かったからです。

これまた、年寄りの医者は豆太をおぶってじさまの小屋へやってきました。その時、豆太はとっても不思議なものを見ます。モチモチの木に灯がついてる!

勇気ある豆太がひとりで医者を呼びに行ったおかげでじさまは翌朝元気になりました。

【心あたたまる物語】

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豆太のお父さんは猟師でクマとくみうちして死んでしまいました。それから、じさまと二人で暮らしている豆太。

じさまが豆太を大切に大切に思い、豆太がじさまをとっても頼りにしている様子がとてもよく伝わってきます。臆病者の豆太がじさまのために勇気をふりしぼるシーンは感動して心があたたまります。

【切り絵がとにかく美しい】

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「モチモチの木」といえば滝平二郎さんの切り絵がとにかく美しい絵本です。モチモチの木に灯がついたシーンの切り絵は圧巻です。見開きいっぱいに広がった細やかな枝の伸びやぼんやりとした光のさまは切り絵ならではの独特な雰囲気です。

豆太がじさまにしがみついているシーンは切り絵だからこそのあたたかみがあって思わず微笑んでしまいます。


いかがでしたか?大判なうえに切り絵の迫力があって怖がってしまう子供もいるそうですが、この美しくてあたたかい世界をぜひ子供たちに読み聞かせてあげてください。

勇気ある行動がもたらす力など5、6歳のお子さんにはぴったりのストーリです。

モチモチの木 (創作絵本6)

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内容は執筆時点のものです。

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