池子の森自然公園(緑地エリア):約70年間手つかずの大自然!広大な森では、ホタル、昆虫、野鳥、大木、季節の草花など、多様な生物と出会え、自然観察にぴったり。冒険、遊び、学びが満載のイチ押しスポットです♪[逗子市]
池子の森自然公園(緑地エリア):約70年間手つかずの大自然!広大な森では、ホタル、昆虫、野鳥、大木、季節の草花など、多様な生物と出会え、自然観察にぴったり。冒険、遊び、学びが満載のイチ押しスポットです♪
逗子というと、皆さんどんなイメージがありますか?
海!という方も多いと思いますが、実は三方を山に囲まれた緑豊かなエリアでもあるんです。
そんな緑豊かな大自然を生かした公園が、今回訪れた「池子の森自然公園」です。
なんと、約70年間もほとんど人の手が入らなかったエリアだったため、数多くの植物、野鳥、昆虫、水生生物などが生息する地となっています。大自然の中、のびのびと過ごせる場所ですよ。
自然と触れあうのが大好きな我が家は、以前から気になっていたのでちょうど緑が溢れる季節に訪れてみました♪
池の森自然公園(緑地エリア)の開園日は、水曜、土曜、日曜、休日の8時45分~17時となっていますのでご注意ください。※年末年始(12月28日から翌年1月3日まで)は休園。
湘南エリアからは車で50分~1時間ほど。
湘南エリアから「池子の森自然公園」までは、車で50分~1時間くらいを目安にするといいでしょう。道路の込み具合などを事前にチェックしておくといいかもしれません。
そのほか、JR逗子駅から徒歩20分程度、京浜急行神武寺駅から徒歩8分と最寄駅からでもアクセスできます。
駐車場は「スポーツエリア」沿いにあります
池子の森自然公園は、「スポーツエリア」と、今回我が家が訪れた「緑地エリア」の2つに分かれています。池子側出入口にスポーツエリアが広がっています。
※スポーツエリア内の運動施設(テニスコート、野球場、400mトラック)の利用は、事前に登録と予約が必要です。利用については、池子の森自然公園管理事務所にお問合せください(046-871-7022)。
スポーツエリア沿いに駐車場があるので、車で訪れるのであれば池子側からの方が便利です。
駐車場は第三駐車場まであり、70台利用できます。料金も最初の30分無料、当日最大600円とリーズナブルでした。
いざ「散策路」へ!大冒険の予感♪
今回我が家が訪れたのは、
①駐車場(スポーツエリア)から緑地エリア方面へ移動
②シロウリガイの化石とご対面
③散策路で大冒険!
④ビジターセンターでひと休み
⑤緑地エリアの奥まで足を伸ばす。
⑥トンネルを通って、スポーツエリア(駐車場)まで戻る
というルート。順にご紹介しますね!
まずは池子側から公園へ入り、駐車場に車を停めると、「散策路はこちら」の案内を発見。せっかく来たのだからと、順路に沿って散策してみることにしました。
スポーツエリアを横目に進みます。テニスコートでは、テニスを楽しむ方がいらっしゃいました。
いよいよ、ここから本格的に散策路がスタート!道はここまでは平坦で、小さい子供でも歩いていけます。とはいえ、この時点で既に草木が生い茂っているので、虫が出る季節は虫除けを忘れないようにしましょう。
シロウリガイ化石を発見!
散策路を進んでいると大きな岩を発見!案内を読んでみると…どうやらシロウリガイ化石というものだそうです。
池子で発見された、なんと440万年前の化石だそう!幻の貝とも呼ばれているようです。さらに池子には、弥生時代の遺跡もあり、駐車場近くの資料館でも展示されていましたよ!
化石や、遺跡など子供の夏休みの宿題にもピッタリかもしれませんね。詳しくは公園内にある池子遺跡群資料館のホームページを確認してみてください。
小さな子供たちは、大きな岩に一瞬びっくりした様子でしたが…、しばらくすると散策の方が気になるようでどんどん進んでいってしましました。
自然いっぱい!探検心に火をつけるのにピッタリ
化石を進むと、散策路の様子が一変!竹藪の出現とともに「マムシ注意」の看板も!パパ、ママはお子さんから目を離さないようにしてくださいね。
今回、上の子はサンダルで行ってしまったのですが、しっかり歩けて、露出から守ってくれる靴で行くといいと思います。
子どもたちは、木が生い茂り、薄暗くなった道をみて心配そうにしながらも「この先に何があるのか?」が気になるようでどんどん進んできます。
まさに、ワクワク&ドキドキ。探検心に火をつけるのにはピッタリです。
道は階段があるものの、山肌に沿っているためアップダウンが険しい部分もありました。小さい子供は抱っこでないと難しい箇所もあるかもしれません。
竹の里という名前だけあって、あちこちにタケノコも生えていました。子供たちは間近で観察できるタケノコに興味津々。
小さいタケノコが、大きな竹になる過程を見ることができ、自然を勉強できる貴重な機会となりました。
小さい子供にとって、階段上りですら大冒険!全身を使うので体力がつきそう!
目線が低いため、間近で葉っぱや虫を観察できるので「これはなんの葉っぱだろう?」「これはなんていう虫かな?」と自然観察しながら、徒歩約15分の道のりを、我が家は30分ほどかけて探検しました。
好奇心をくすぐるものがたくさんあるので「知りたい!」を伸ばすには良いかもしれません。
ほとんど一本道ですが、距離が長いので「このまま進んで大丈夫かな」と心配になりますが…道の途中で立て看板があるので、安心です。
子供たちとどっちから来たのか、これからどこに行くのかを確認しながら進めます。
こうして行先を確認することで、初めての場所での方向感覚も養えるかもしれませんね。
長い時間歩くと…やっと明るくなり大きな道が出現!自然の中での大冒険は終了です♪
今回は緑が多い季節でしたが、秋や冬になるとまた違った景色を楽しめそう。季節ごとに異なる自然と出会えそうです。
ビジターセンターで一休みしつつ自然観察
散策路出入口近くには、ビジターセンターがありトイレも併設しています。公園は見守りサポーターやボランティアの方がいらっしゃり、訪れた日もセンターにボランティアの方がいらっしゃいました。
その方の説明を聞きながら、メダカやクワガタを間近で観察できました!ホタルもいて、地域住民なら6月の鑑賞会に参加できるようでした。
センター入り口外にもメダカがいて、餌やりも体験できます。餌をあげてみましたが、人に囲まれてびっくりしたせいか逃げてしまいました(笑)。
それでも、間近で泳いでいるメダカに子供たちは「あっちにいった!」「この子大きいよ!」と観察して楽しめます。
緑地エリアの奥へ足を進めます。
自然観察しつつ体を動かそう!
ビジターセンターから進んでいくとさらに広々とした「緑地エリア」が広がっています。道路がありますが、関係車両以外は立ち入り禁止のため、滅多に車は通りません。
そのため、ランニングやサイクリングを楽しむ人もいましたよ。
子供たちは念の為、危なくないように芝生の道を進んでいきました。
園内に池があり、繋がっている水路にはホタルが生息しているそうです!
子供たちは「静かにしないと!」ビジターセンターで学んだことを早速実践していました。
緑地エリアには、自然を保護している森林保全エリアがあり、原則立ち入り禁止です。あやまって侵入しないように注意しましょう。
広々とした芝生エリアで思いっきり遊ぼう♪
さらび大きな道路を進んでいくと、広々とした芝生エリアがあります。遊具はないのですが、広々とした場所で、ボール遊びや鬼ごっこと体を動かしている家族が多く過ごしてました。
木も多くあるので、木陰でレジャーシートを広げてお弁当をのんびり楽しむこともできますよ。
子供たちはたくさんの木が気になるようで、試しに登ってみたり、隙間を観察して昆虫がいないか探してみたり、木の実を探してみたりと遊具がなくても自然とふれあいながら遊んでいました。
ボランティアさんがいるときは、写真で公園内の動植物を教えてくれたり、どんぐりや珍しいきのこなど見せてくれます。
普通の公園では観察できない、カワセミやオオルリなどもいるそうで自然が大好きな子にとってはピッタリな環境ですね。
池には鯉が泳いでいたり、水鳥が泳いでいたりしています。こちらも保全エリアとなっているので、池に入らないように注意しましょう。
緑地エリアの至る所に、ベンチが設置されているので疲れたらちょっと休憩ができるのも嬉しいポイントです。屋根がある休憩ポイントはあずま屋のみでしたが、ベンチが木のそばに設置されていることが多く、自然と木陰ができています。
帰り道も冒険が続く!
たっぷり遊んだ後は…緑地エリアから引き返して、駐車場まで戻ります。
ここは米軍施設があるエリアだそうで、道路には英語表記があり「これはなんて書いてあるの?」とちょっと勉強しながら散策。
すると大きなトンネルが出現(地図で赤く囲んだ箇所です)!!帰りは散策路ではなく、こちらのトンネルを通過しました。
トンネルをのんびり歩くことは滅多にないので、子供たちは大はしゃぎ♪
「あー!」っと大きな声を出して反響する自分の声にびっくり。こんな風に聞こえるんだねと楽しんでいました。
トンネルを抜けると、資料館や駐車場エリアに戻ってこれました。これで探検はおしまい。楽しかったね!!
どんなものが発見できたのか振り返りながら、帰りの車中でもたくさんおしゃべりして帰路につきました!
広い敷地にトイレは2ヶ所
広大な自然あふれる公園ですが、トイレは資料館である管理事務所か、ビジターセンターの2ヶ所だけです。散策路や芝生のエリアまでいってしまうとトイレが遠くなってしまいますので、事前に済ませておくと良いかもしれません。
多目的トイレもあり、おむつ替えもできました。
自販機は管理事務所前にあります。園内奥には何もないため、お弁当や飲み物は事前に近くのスーパーやコンビニで購入しておくのがおすすめです。
手付かずの自然が残されている池子の森自然公園。気軽に子供たちが自然とふれあいながら楽しめる場所でした。テニスや野球などのスポーツ施設としても便利です。
自然を勉強してみたい人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
池子の森自然公園
所在地:逗子市池子字花ノ瀬60−1
池の森自然公園(緑地エリア)の開園日は、水曜、土曜、日曜、休日の8時45分~17時となっていますのでご注意ください。※年末年始(12月28日から翌年1月3日まで)は休園。
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第一運動公園もすぐ近く!ハシゴもおすすめ!