名越切通(なごえきりどおし)をハイキング!やぐらや大切岸など、歴史を感じて歩いてみよう
名越切通(なごえきりどおし)をハイキング!やぐらや大切岸など、歴史を感じて歩いてみよう
切通とは、尾根を掘り割って鎌倉時代に造られた道のこと。鎌倉には全部で7つの切通があり、ハイキングのように山歩きを楽しめます。
名越切通へ行ってきました
今回歩く名越切通は、鎌倉と三浦半島方面とを結ぶ陸路として重要な役割を果たしてきた道。
場所はこちら。鎌倉駅と逗子駅の中間あたりですね。
切通の周辺には、平場や切岸、やぐらや火葬跡なども多く分布し、中世都市鎌倉の周縁の歴史的景観を残しています。
昭和41年、国の史跡に登録されました。
小坪階段口から登ります
今回は、鎌倉駅からバスに乗って向かいます。
東口の3番バス乗り場から「緑ヶ丘入口」行きに乗り、終点で下車。
降りたら逗子方向に進むと、左手に階段があります。
ここを上がっていきましょう。
こんな感じの道を歩いていくと、
道しるべがありました!
この階段を上がると…
ありました。やぐら群、発見!
まんだら堂やぐら群、発見!
近くに寄ってみましょう。
やぐらとは、崖に四角い横穴を掘り、内部に石塔を立てるなどして納骨・供養する施設。
13世紀後半ごろから16世紀ごろまで使われ、鎌倉および鎌倉と縁の深い地域や寺院などにのみ分布する特殊な遺構といわれています。
1年に数回特別公開されていますが、通常は近くまで入ることはできません。
そんな時は、さらに階段を上って展望広場に行きましょう。
やぐら全体が見渡せるだけでなく、逗子マリーナ方面の海まできれいに見えますよ!
でも、せっかくなら、公開しているときに行ってみてほしいです。
2018年初夏の特別公開 4月21日~5月28日 土~日・祝 10時~16時※荒天時閉鎖
問合せ℡046(872)8153 逗子市教育委員会 社会教育課 文化財保護係
さぁ、お猿畠(さるばたけ)の大切岸(おおきりぎし)を目指します
第3の切通しでは、法性寺・大切岸方面に進みましょう。
ちなみに大町方面に進むと、長勝寺・安国論寺などを通って鎌倉駅方面に行くことができます。
途中、左側に見えてくる石廊。これは鎌倉市の指定文化財です。誰のお墓なんでしょうね?
さらに進みましょう!
あ…何か視界が開けてきた…
これがお猿畠の大切岸だ!!!
切岸とは、山城などで敵の侵入を防ぐ人工的な崖のこと。
鎌倉幕府が三浦一族からの攻撃に備えるために切通の整備と一体のものとして築いた、鎌倉時代前期の防衛遺構だといわれてきましたが、発掘調査後、現状の断崖は四角い板状の石材を切り出した跡だと判明しました。
お猿畠という地名は、鎌倉を追われた日蓮上人がこの付近で3匹の白猿に助けられたという伝承に因むものだそうですよ。
確かにおさるさんがいてもおかしくない感じですね!
景色も最高~。この辺でのんびりお弁当を広げてもよさそうです。
ゴールは近い!ハイランド口を目指して歩こう
ゴールを目指して進みます。
歩いているとこんなお地蔵様を見つけました。
おや?
パノラマ台???
行ってみましょう!
絶景です!江の島まできれいに見えます。
海って広いんだな~、地球って丸いんだなぁ~、と実感できるスポットです。
一休みしたら、ゴールを目指して歩きます。
きつねさんもいました。
この辺りはもう鎌倉市なんですね。
鎌倉市子ども自然ふれあいの森がありました。
元気な人はここでも遊んでください!
さらに道を進めると
この日は見えなかったのですが、富士山の雄大な姿、見たかったです。
さらに進むと、細いけものみちを見つけました。
巡礼古道と書いてあります。
竹寺で有名な報国寺方面に続く道です。
でも、今日は疲れたのでまたの機会に!
帰りはハイランド住宅地の中にあるバス停「夕陽台公園」から帰ります。
ゆっくりのんびり歩いて約2時間。
途中にはもちろんお店などはないので水筒とお弁当は必須!それもまた非日常で楽しい。
小学生くらいの、「昔・歴史」に興味の出てきたお子さんと、あるいは元気な男の子と、歴史を身近に感じる山歩き。
鎌倉時代に思いをはせながら楽しんでみませんか?
国指定史跡 名越切通(なごえきりどおし)
交通案内
名越切通(小坪階段口から)への行き方
JR鎌倉駅から 3番バスのりば「緑ヶ丘入口行き」終点下車
JR逗子駅から 6番バスのりば「亀が岡団地循環」緑ヶ丘入口下車
内容は執筆時点のものです。
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