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「ハマのものづくり体験」横浜のものづくり企業が企画したイベントをレポート。子供達の真剣な眼差しがいっぱいでした[2023年8月1日@横浜市役所]



「ハマのものづくり体験」横浜のものづくり企業が企画したイベントをレポート。子供達の真剣な眼差しがいっぱいでした[2023年8月1日@横浜市役所]

2023年8月1日(火)に横浜市中区にある横浜市役所で、子供たちが「ハマのものづくり」に触れられる体験イベントが開催されました。

夏休みということもあって、会場は多くの小学生達で大にぎわい。普段は目にすることの少ない電子部品や、工業製品に目の色を輝かせていました。

横浜市内のものづくり企業団体が協力して実現

このイベントは横浜市(都筑区区政推進課、金沢区区政推進課、経済局ものづくり支援課)が主催し、都筑区と金沢区にある「ものづくり企業」の2団体が協力して実施されました。協力した2団体は下記のとおり。

メイドインつづき

都筑区内にある「ものづくり企業」が持つ「技術」と「製品」を広める活動をしています。企業の職人さんたちによる、子供向けものづくりワークショップや、企業間連携で生まれた製品のPRなどを行っています。

Aozora Factory

金沢区の1,000社以上の事業所が集まる大規模産業団地「LINKAI横浜金沢」の魅力を発信している産学官連携の団体です。ものづくりワークショップが体験できる「Aozora Factory」は、1日いても遊びきれないほど、もりだくさん。

どちらも「ハマのものづくり」を実践されている企業さんが集まって作られたものですね。

そして今回はこの2団体の初めてのコラボイベントとのこと。その意図をお伺いしました。

メイドインつづき 蟹江千里さん

都筑区は工業のイメージがあまりないのですが、実は高度な技術や独創的な製品を持つ魅力的なものづくり企業がたくさんあります。今回のイベントは、「ものづくりの楽しさ」と「地域の企業の魅力」について発信したいと企画しました。

子供たちが普段はできない体験を通して、「ものづくりっておもしろい」と感じてもらえれば、そして、地域の企業、そこで働く人の魅力も感じてもらえたら嬉しいです。

Aozora Factory 本多竜太さん

5年前くらいから「メイドインつづき」の皆さまとは交流があり、テクニカルショウヨコハマや私たちが主催する屋外体験型ワークショップイベント「Aozora Factory」にも出展いただいたりもしていました。

交流していく中でどちらの団体も同じ理念を持って活動していることが分かり、「一緒に何かやりたいね」という会話があり、それが今回ようやく実現した形です。お互いに地域性を出しながらも地域を越えたつながりができれば、本当に嬉しく思います。

横浜市内にある地元企業の魅力をより知ってほしいと企画されたとのこと。会場の各ワークショップにもその趣旨が分かりやすく現れていました。

地元「ハマの職人」と体験するものづくりワークショップ

地元ハマのものづくり企業の特徴が盛りだくさんのワークショップ。普段はできない体験に、子供たちの真剣な眼差しと笑顔があふれていました。

ピックアップしてご紹介です。

自分だけの手作りランプシェード

印刷機のインキ清掃に使った不織布を使ってランプシェードを作ります。

LEDをはんだ付けする作業に子どもたちは真剣でした。

オリジナルキーホルダーづくり

アルミ板に好きな文字を打刻しましょう!世界に一つのキーホルダーを作ります。

こちらも打刻する子供の真剣なまなざしが印象的でした。

伝説の神の金属「オリハルコン」を作る!

錬金術の歴史を学び、伝説の金属オリハルコンを作る実験をするというもの。

普段見慣れない実験装置に子供達も興味津々でした。

パソコンの中を見てみよう

「つくる」だけではなく「分解」するワークショップも。

こちらは大人でもなかなか見る機会のない「パソコンの中身」を見ながら、パソコンの心臓部である「CPU」を取り出すというもの。

企業や官公庁でリース契約が終了したパソコンを販売されている企業さんが主催されていて、子供にも分かりやすいたとえを使いながら、各部品の役割をわかりやすく説明されていました。

ぬりぬり☆さかなつり

こちらは都筑区にある発泡スチロールを加工する企業さんのアクティビティ。

細部まで再現された発泡スチロールの魚を釣り上げて、釣った魚に色付けするワークショップです。持ち帰った魚はマグネットとしても使えました。

身体を動かすアクティビティも

机の上でモノをつくるワークショップだけでなく、全身を動かして楽しめるアクティビティがあることも好評でした。

体を動かそう!巨大ボウリング

同じく発泡スチロールを加工する企業さんによるワークショップ「でっかいボウリングに挑戦!」

こんな大きなピン、倒したことがありません。バスケットボールを当てても割れないほど丈夫でした。

巨大オセロ

発泡スチロールで作られた巨大オセロも大人気でした。

フィールドスレッジ

パラアイスホッケーから生まれた「フィールドスレッジ」。腕の力だけで前に進み、ボールをゴールに入れます。

子供たちはみんな上手にゴールを決めていました!

子供たちがここでしかできない体験をして「ハマのものづくり」への理解を深めました

横浜に根差した企業さんが、横浜の子供たちのために無料で企画された今回のイベント「ハマのものづくり体験」。

子供たちにとっては、ここでしかできない体験ができ、よい夏休みの思い出になりました。

そして、同伴の親御さんからも「横浜にこんな企業があったんですね!」という声が聞かれました。

協力企業さんにとっても、自分たちの仕事を地元の方々に知ってもらう良い機会になったようです。

メイドインつづき 蟹江千里さん

コロナ期間中はできなくなっていた大きなイベントを再開することができました。準備は大変でしたが、子どもたちの真剣な眼差しや、企業の皆さんの日頃は見られない優しい笑顔などが見られ、何ものにも変え難い達成感がありました。参加したお子さんから「初めてハンダづけをした。少し怖かったけど、とても楽しかった。」と言ってもらえて、改めてやって良かったと感じました。

Aozora Factory 本多竜太さん

正直、ホームの金沢区ではない場所で「本当に人なんて集まるのか?」と当日まで心配をしていました。しかし、行政の広報や、両団体のSNS等でのアナウンスが相乗効果を生み、結果、満員御礼イベントになりました。

今回も子供たちの真剣な表情や、それを見守る親御さんや、関わってくれた企業の皆さん、行政の皆さんのたくさんの笑顔が美しかったです!

今回のイベント、普段は目にする機会の少ない「地元横浜のものづくり企業」のお仕事を子供たちが知れる機会となりました。テレビのCMで見るような大企業ではなく、地元の企業にも魅力的な仕事をしているところが数多くあると知ることは、子供たちの視野を広げ、将来にもつながる体験となったことでしょう。

メイドインつづきさんとAozora Factoryさんでは、今後も継続的にワークショップを開催されていくとのこと。横浜の子供たちの未来につながる、さらに楽しい体験を提供されることを期待したいですね。

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